子育てのこと

自然が一番の先生

#育んであげたい、0~3歳の心の発達
#好奇心を育む

”好奇心“を育む一番の近道は、自然と親しむチャンスをたくさん作ってあげることかもしれません。

ゼロ歳の赤ちゃんであっても、冷たい風の感触やおだやかな日差しなどはとても良い刺激になります。歩き出す1歳以降はさらに、草木の感触、風、光、水の冷たさ、草のにおい、色々な刺激が子どもの五感に働きかけ、発達にヨコの広がりをもたせてくれます。

人混みなどは避けて、自宅の周辺の公園や河川敷などを散歩するだけでも、子どもの好奇心を満たす色々な刺激があります。少し遠出をしたときの自然あそびには、楽しさも危険もありますが、ワクワクする体験を通じて、心も体も育つといいます。松ぼっくりやどんぐりを拾ったり、土の中に大きな穴を見つけたり、大人なら見過ごすような自然の中の不思議なことにも子どもはたくさん気づきます。実際に触れたり、水をかけてみたり、そういった「やってみよう」「なんでだろう」という興味が、次の好奇心につながります。家のなかにどんなにおもちゃや絵本を用意しても、自然の中で出会うもののバリエーションの豊かさにはかないません。

自然の不思議さや神秘性に触れ、「すごい」と心で感動する経験はとても大切で、自然に触れあう経験が、命を慈しむことにもつながります。そんなときに、一緒に喜んだり、驚いたりしてくれる人がそばにいるのは、とても大事なことです。子どもと同じ目線で自然を楽しむ時間を是非つくってくださいね。