赤ちゃんの不思議な能力/ 赤ちゃんは優しい方が好き?
赤ちゃんのこと
赤ちゃんは優しい方が好き?
#赤ちゃんの不思議な能力
赤ちゃんには、5~6カ月になると好きなものや意外なこと、不思議なことを長めに見るという特徴があるそうです。その特徴を利用して、赤ちゃんを知るための色々な実験が行われています。
その実験の1つを小児科医の小西先生が著書の中でご紹介されています。
赤ちゃんは「優しいこと」と「意地悪なこと」にはどのような反応するのでしょう?
図Aのように、坂を登ろうとする丸い積み木を、三角の積み木が後ろから押して助けています。図Bでは登ろうとする丸い積み木を四角い積み木が、上から押して邪魔をし、意地悪をしているように見えます。
2つの動画を見た結果、ほとんどの赤ちゃんが図Aの方を長く見たそうです。そして、実験後に、優しい三角の積み木と意地悪な四角の積み木を差し出すと、多くの赤ちゃんが優しい三角の積み木を選びました。
赤ちゃんは、もともと他人を助ける優しい気持ちを持って生まれてきている可能性が高いのです。“優しさ”は子育ての中で教えていくというよりも、赤ちゃん自身が持って生まれてくる優しい心をそのまま育てていくと考える方がよいのかもしれません。
※この内容は小西先生の下記の著書を参考にManabiyaがまとめたものです。
小西行郎、小西薫著. 『子どもはこう育つ、おなかの中から6歳まで』. 赤ちゃんとママ社. 2020, 176p
小西行郎、小西薫著. 『子どもはこう育つ、おなかの中から6歳まで』. 赤ちゃんとママ社. 2020, 176p
- 小西行郎先生の著書からご紹介
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赤ちゃんManabiya編集部
長年に渡ってアップリカの「赤ちゃん医学」をご指導いただいた小西先生。先生の著書から、プレママ・ママにぜひ知ってほしいことをご紹介します。