赤ちゃんの不思議な能力/ 赤ちゃんは表情を読む?
赤ちゃんのこと
赤ちゃんは表情を読む?
#赤ちゃんの不思議な能力
赤ちゃんが一番いやがる表情は何かご存知ですか?
小児科医の小西先生によると、それは「無表情」だそうです。なぜかというと、表情が読めないからです。赤ちゃんにとっては、なんでもいいから動いていてくれると安心できるみたいですね。お母さんでも他の人でも、目や口を動かすのをやめて表情をなくすと、赤ちゃんはびっくりするのだそうです。言葉がまだわからない赤ちゃんは表情がとまると、何かがおかしいととまどってしまうのですね。
生後4カ月くらいの赤ちゃんの場合、こちらが表情を止めるとさりげなく、目をそらすそうです。6カ月くらいの赤ちゃんは「ああ見たくない」という感じで泣き、生後9カ月くらいになると、赤ちゃんの方から笑いかけてきて関係を修復しようと、お母さんの気を引く行動をとろうとすることもあるようです。このころの赤ちゃんの前でお母さんが人形で遊んだりすると、赤ちゃんが嫉妬して泣いたりすることも。
ヒトであれば誰でも、自分にとって大事な人の表情を読もうとします。怒ってみたり、すねてみたりという表情を通じてのコミュニケーションはすごく大事で、それは赤ちゃんとお母さんの間であっても同じなのですね。
※この内容は小西先生の下記の著書を参考にManabiyaがまとめたものです。
小西行郎、小西薫著. 『子どもはこう育つ、おなかの中から6歳まで』. 赤ちゃんとママ社. 2020, 176p
小西行郎、小西薫著. 『子どもはこう育つ、おなかの中から6歳まで』. 赤ちゃんとママ社. 2020, 176p
- 小西行郎先生の著書からご紹介
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赤ちゃんManabiya編集部
長年に渡ってアップリカの「赤ちゃん医学」をご指導いただいた小西先生。先生の著書から、プレママ・ママにぜひ知ってほしいことをご紹介します。