大人と違う赤ちゃんの特長ってなに?ー 8つの特性 ー/ 眠りに大切な「光」とのつき合い方
赤ちゃんのこと
眠りに大切な「光」とのつき合い方
#大人と違う赤ちゃんの特長ってなに?ー 8つの特性 ー
#睡眠
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ヒトは「朝の光」で1日24時間にリセットをかけます。強い光の刺激が目に入ってくると脳から指令がでて、ホルモンや体温などが活動に適した状態になります。また、朝日を浴びてから14~16時間ほど経つと今度は眠りを促すホルモンが分泌されて、体は自然に休息のサイクルに入っていきます。
毎朝だいたい同じ時間に赤ちゃんを起こして、朝日を浴びる(窓際に寄る、カーテンを開ける)、これが強力な時計合わせのツールになります。
赤ちゃんが昼と夜の区別が出来るようにするため、日中は明るいリビングで過ごすのがおススメです。意識して、昼と夜で明るさとにぎやかさの差をつけてあげてください。夜遅い時間に明るい光を浴びると体内時計が昼と夜を勘違いしてしまうので、眠気がやってこず、寝つきが悪くなることも。寝る前30分~1時間は、部屋の照明を薄暗くして、テレビもパソコンもスマホも消して、そのあと寝かしつけるようにしてみてください。
お昼寝のときも、赤ちゃんの顔が見える(カーテンを閉める程度)のうす暗さで大丈夫、夜と同じように真っ暗にする必要はありません。
- お話をお聞きした先生
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小児科医熊本大学 名誉教授三池 輝久 先生
専門は、小児神経学、小児の睡眠など。日本眠育推進協議会理事長。30年以上にわたり子どもの睡眠障害の臨床および調査・研究活動に力を注ぐ。