大人と違う赤ちゃんの特長ってなに?ー 8つの特性 ー/ 知っておきたい、赤ちゃんの理想の眠り
赤ちゃんのこと
知っておきたい、赤ちゃんの理想の眠り
#大人と違う赤ちゃんの特長ってなに?ー 8つの特性 ー
#睡眠
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赤ちゃんは1日どれ位眠ればよいか、これまでの研究結果からわかってきていることがあります。赤ちゃんの理想的な眠りの条件をまとめると下記のようになります。
・理想の時間帯:夜7時から朝7時の間
・眠りの量:夜の睡眠時間が9~11時間(平均10時間)+お昼寝(月齢に合わせて目安1~3時間程度)
・眠りの質:① 寝る(入眠)時間、起きる(起床)時間が毎日一定している
② 夜中に何度も目が覚めない(目が覚めてもすぐに眠りにつく)
パパの遅い帰宅を待ってから赤ちゃんが寝ている場合、どうしても赤ちゃんが寝る時間が遅くなりがちです。ヒトの体内時計は2歳ごろまでに完成すると言われているので、遅く寝る習慣が毎日の眠りのリズムになってしまうと学校生活が始まるときに影響を及ぼしてしまう可能性があります。2歳までに習慣化してしまった睡眠リズムを修正するのは大変なこと。
昔から言われていることですが、「早寝(21時より前)・早起き(7時より前)」が赤ちゃんの心身発達のバランスを保つ、何よりの秘訣です。まだ眠りをコントロールできない赤ちゃんに、親が1日の眠りのリズムを教えてあげることはとても大切なことなのです。
- お話をお聞きした先生
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小児科医熊本大学 名誉教授三池 輝久 先生
専門は、小児神経学、小児の睡眠など。日本眠育推進協議会理事長。30年以上にわたり子どもの睡眠障害の臨床および調査・研究活動に力を注ぐ。