大人と違う赤ちゃんの特長ってなに?ー 8つの特性 ー/ 生まれる前から脳は成長している?
赤ちゃんのこと
生まれる前から脳は成長している?
#大人と違う赤ちゃんの特長ってなに?ー 8つの特性 ー
#脳
#脳
脳は、からだの働きのすべてをつかさどる司令塔の役目を持っています。感動したり、悩んだり、苦しんだり、揺れ動く心も脳から生まれ、脳の中で大きく育っていきます。その脳が最も発達するのが0~3歳です。
赤ちゃんの脳がつくられ始めるのは、在胎18日ごろからと言われています。在胎24週(6カ月)くらいまでに、脳はぐんぐんと大きくなりますが、表面にしわがなく、のっぺりしています。在胎28週(7カ月)に入ると大脳の表面にしわや溝がたくさんできて、在胎36~40週(9~10カ月)ごろには大人の脳とほぼ同じ外観をもつようになります。
脳が着々と形成される中で、脳の中では神経細胞がその数を増やしています。そして生まれる頃にはほぼ一生分の神経細胞が出来あがっていると考えられています。脳が脳として働くためには、これらの神経細胞同士がネットワークをつくりあげて連携していかなければなりません。生まれたときは神経細胞同士のつながりは、わずかしか出来ていませんが、出生直後から急速に脳のネットワーク化が進んでいき、情報を伝達するスピードも上がっていきます。
NHK出版「脅威の小宇宙・人体Ⅱ」2008 より
- アップリカの考える出産・育児の大切なこと
-
赤ちゃんManabiya編集部
1970年に小児医学を中心とするさまざまな専門家と共に赤ちゃんの未熟なからだと心について分析・研究を始め、以来、知識や知見を「赤ちゃん医学」として積み重ねてきました。
※監修 細野 茂春 先生