おなかの中の赤ちゃん、何してる?/ プログラミングされている赤ちゃん
ママのこと
プログラミングされている赤ちゃん
#おなかの中の赤ちゃん、何してる?
おなかの中の赤ちゃんは、いつ頃、何が出来るようになるのか、すでにプログラムされていると言われています。
この世に生まれ出た途端に、赤ちゃんは自分でミルクを飲めるものと思いがちですが、実はそうではないようです。それを教えてくれるのは予定日より早く生まれてきた赤ちゃん。ミルクを飲むようになるのは、妊娠36週を過ぎてからと決まっていて、それ以前に生まれた場合、赤ちゃんは保育器の中で管を通して栄養補給をするそうです。また、赤ちゃんが泣くという当たり前の動作も、妊娠20~30週で生まれてきた場合はまだ泣かず、妊娠34~35週に生まれてきた赤ちゃんは泣く、つまり、プログラムされた時期になると声をあげて泣くことができるのだそうです。確かに、おなかの中にいるはずの時期なら、食べ物もママの体から送られてくるので、泣いてお腹がすいたとサインを出す必要もないわけです。
誰が教えるわけでもないのに、決まった時期になると出来るようになる、それは発達の道筋が赤ちゃんの中にあらかじめプログラムされいてるからなのですね。予定日より1カ月位早い、妊娠35週あたりに生まれてもちゃんと生きていけるようになっているのが、神業です。
※この内容は小西先生の下記の著書を参考にManabiyaがまとめたものです。
小西行郎、小西薫著. 『子どもはこう育つ、おなかの中から6歳まで』. 赤ちゃんとママ社. 2020, 176p
小西行郎、小西薫著. 『子どもはこう育つ、おなかの中から6歳まで』. 赤ちゃんとママ社. 2020, 176p
- 小西行郎先生の著書からご紹介
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赤ちゃんManabiya編集部
長年に渡ってアップリカの「赤ちゃん医学」をご指導いただいた小西先生。先生の著書から、プレママ・ママにぜひ知ってほしいことをご紹介します。