おなかの中の赤ちゃん、何してる?/ おなかの中はハードスケジュール
ママのこと
おなかの中はハードスケジュール
#おなかの中の赤ちゃん、何してる?
最近では、妊娠中の定期健診でも4D超音波画像で赤ちゃんの様子がとてもよく見えるようになりました。赤ちゃん研究においても、先進的な機器の使用や研究者の努力によっておなかの中の赤ちゃんのことが色々とわかってきています。
妊娠5~6週目ぐらいから、赤ちゃんの動きを確認できているようで、成長していくとおなかの中で「指しゃぶり」をしたりすることが確認されています。羊水を飲み込んだり、吐き出したり、あくびをしたり、しゃっくりをしたり、これらの動きを「呼吸様運動」といい、ママの羊水から生まれ出たら、すぐに自分で呼吸をするためのものと考えられています。また、おしっこをしたり、ハイハイのような足の動きも練習しているようです。
お母さんのおなかの中の赤ちゃんは、羊水に浮かんで、へその緒から栄養をもらい、のーんびり成長していると思いきや、生まれてすぐから自分自身の力で呼吸し生きていくために、色々な運動を行ってその準備に大忙しのようです。もしかしたら、お母さんがおなかの中に声掛けをするときも、「今、こんなことしてるよ」という返事をしたいくらいなのかもしれません。生まれてからの赤ちゃんの動きやしぐさは、実はおなかの中にいるときから、一生懸命に練習を積んだ成果と思うと、赤ちゃんのしぐさのひとつひとつが愛おしく思えてきませんか。
※この内容は小西先生の下記の著書を参考にManabiyaがまとめたものです。
小西行郎著. 『はじまりは赤ちゃんから』. 赤ちゃんとママ社. , 2013,128p
小西行郎、小西薫著. 『子どもはこう育つ、おなかの中から6歳まで』. 赤ちゃんとママ社. 2020, 176p
小西行郎著. 『はじまりは赤ちゃんから』. 赤ちゃんとママ社. , 2013,128p
小西行郎、小西薫著. 『子どもはこう育つ、おなかの中から6歳まで』. 赤ちゃんとママ社. 2020, 176p
- 小西行郎先生の著書からご紹介
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赤ちゃんManabiya編集部
長年に渡ってアップリカの「赤ちゃん医学」をご指導いただいた小西先生。先生の著書から、プレママ・ママにぜひ知ってほしいことをご紹介します。