出産前に読んでほしい”ママのこと””赤ちゃんのこと”/ ママの感情がおなかの赤ちゃんに影響する?
ママのこと
ママの感情がおなかの赤ちゃんに影響する?
#出産前に読んでほしい”ママのこと””赤ちゃんのこと”
自分がイライラしていると、おなかの赤ちゃんに影響するかも?そう思ったことはありますか?ママの感情はある程度子どもに伝わることは事実のようです。
ママが強い不安を感じたりすると、おなかの中の赤ちゃんの動きが変化することは科学的にも証明されています。海外の報告でも、大地震にあって、精神的にショックを受けた妊婦さんのおなかを聴診器で調べたところ、赤ちゃんの心拍数が増加していたことがわかっています。ただ、普通の生活の中で感じる範囲のストレスであれば、時間がたてば、おなかの中の赤ちゃんの興奮状態もおさまり、元の状態に戻っていくことも確認されています。
赤ちゃんの発達について詳しい小児科医の小西先生は、その著書※の中で、ヒトは幸福感を増長させる機能よりも、ストレスを防御しようとする機能の方が、より強く効率的に働くしくみを備えているのではないかと書かれています。
妊娠中は、自分の体調を維持するだけでも結構大変です。体調不良から気持ちが不安定なことも多く、太り過ぎに注意とかおしゃれができないなど、いつも楽しく笑っていられるわけではありません。でも相当大きい不安や恐怖を受けない限り、大丈夫。赤ちゃんには驚くほどの生命力が備わっています。
塩分や水分を控え、適度な運動や睡眠をとり、バランスのよい食事を心がける、要するに自分の体調を気遣うことが結果的におなかの赤ちゃんを順調に育むことにつながります。
※この内容は小西先生の下記の著書を参考にManabiyaがまとめたものです。
小西行郎著. 『赤ちゃんと脳科学』.集英社. 2003.192p
小西行郎著. 『赤ちゃんと脳科学』.集英社. 2003.192p
- 小西行郎先生の著書からご紹介
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赤ちゃんManabiya編集部
長年に渡ってアップリカの「赤ちゃん医学」をご指導いただいた小西先生。先生の著書から、プレママ・ママにぜひ知ってほしいことをご紹介します。