プレママ・プレパパ必読!よりよい夫婦になる秘けつとは?
初めての出産。それは夫婦にとってもっとも幸せな瞬間のはず。でも、出産後の女性たちが直面するからだと心のアンバランスから、夫婦が不仲に陥ってしまう「産後クライシス」※が起きやすいことがわかっています。
産後の問題は、これまで育児ノイローゼや産後ブルーなどが多く取り上げられ、いずれも、主に母と子の問題としてとらえられてきています。これを、あらためて夫婦や社会の問題として考え直すことは大切なことです。
産後の生活が、夫婦にとっての危機となる可能性があるなら、それを夫婦の絆が深まるチャンスにすることもできるかもしれません。まず、心がけるべきこととして次の3つを提案します。
✓お互いを大切に思い、その気持ちをちゃんと言葉にすること
✓ほんの短い時間でも、夫も妻もそれぞれが自由な時間を持てるようにすること
✓外部サポート資源を積極的に取り入れること
外部サポートというと、祖父母や保育所などが思い浮かびますが、ベビーシッターや、家事の代行サービス、食材や日用品のネットショッピングの活用など、昔に比べるとずいぶんと選択肢の幅は広がっています。それを活用しない手はありません。
お互いを大切に思っていることを伝えるためには、伝え方も大切。ここでは、過去にNHKネットクラブで行ったアンケートの内容から、夫のNGワードをご紹介しましょう。※1
■ 妻がイラっとくる夫のNGワード
★「俺にできることがあれば言って」「手伝おうか?」
家事や育児を手伝おうとする夫たちのやる気を表す言葉なのですが、使う状況を間違うと、育児や家事に対する夫の主体性のなさ、無責任さを象徴してしまう危険な言葉でもあるのです。要注意!
★「うんちしてるよー」「泣いてるよ」
夫の親切心とも言えますが、気づいているならあなたも対応できるはず。
★「休みくらい、自分の時間が欲しいんだよ」
その気持ちもわかるけれど、妻からすれば育児は一日24時間土日も休みなし。自分本位な言葉と思われます。。
★「仕事だからしょうがない」
男性は子供ができると仕事を頑張ることが最大の愛情表現だと思いがち。でも、それは女性にとっては家庭より仕事が大事なことを意味してしまうのです。
では、夫にどうやって家事や育児への意識をもってもらえばいいのか、NHKのネットクラブへのアンケート結果として、『産後クライシスが起きなかった』という妻たちがどんなことをしていたかも紹介されています。※1
★自分が何をして欲しいかを言葉で伝えている
言葉をまだ話さない赤ちゃんの気持ちを一生懸命に察している子育てしている妻としては、夫には、自分の気持ちを察してほしいと思ってしまいがち。でも、自分の状態やして欲しい事を具体的に伝える事が大切です。
★家事・育児をしたら夫をほめる
アンケートからは家事や育児をした場合に夫をほめることが効き目が高いようです。『ママ友を通して夫をほめてもらう』という高度なテクニックも。
★『6割でOK』と考える
夫の家事や育児について、最初から自分と同じレベルを求めず、あきらめも必要です。「まだ~?」「貸して、私がする」はNG。まず感謝することから始めましょう。
https://www.nhk.or.jp/seikatsu-blog/200/130947.html
お互いを思いやる気持ちと言葉によるコミュニケーションは、赤ちゃんの心の発達にも良い影響を与えてくれます。
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赤ちゃんManabiya編集部
1970年に小児医学を中心とするさまざまな専門家と共に赤ちゃんの未熟なからだと心について分析・研究を始め、以来、知識や知見を「赤ちゃん医学」として積み重ねてきました。